キーワードリサーチ、ボリュームより先に検索意図
キーワードリサーチとは、自分のサイトがどの問いに対する答えであるべきかを決めることです。まずいやり方は、検索ボリュームで並べ替えたスプレッドシートです。良いやり方は検索意図から始め、すでにどれだけ勝ちに近いかで機会に重みをつけ、あらゆるボリュームの数字をそれにふさわしい懐疑をもって扱います。
数字ではなく検索意図から始める
どのクエリにも目的が織り込まれており、その目的がどんな種類のページなら上位に表示されうるかを決めます。標準的な分類は次のとおりです。
- 情報収集型。検索する人は何かを理解したいと思っています。ここで競うのはガイド、解説記事、リファレンスページです。
- 案内型。検索する人は特定のサイトやブランドを求めています。あなたがその目的地であるか、そうでないかのどちらかです。
- 比較検討型。検索する人は決める前に選択肢を比べています。比較記事、レビュー、購入ガイドが合います。
- 取引型。検索する人は行動する準備ができています。製品ページ、料金ページ、申し込みページがここに属します。
検索意図の取り違えは、コンテンツ計画で最もよくある静かな失敗です。製品ページは、どれだけ最適化しても情報収集型のクエリでは上位に表示されません。そのクエリに対して Google が表示する結果はすべて解説記事だからです。何かを書く前に、いま何が上位に表示されているかを見てください。検索結果ページが、そのクエリはどんな検索意図を持つと Google が結論づけたのかを教えてくれます。
最も安い勝ちは 11 位から 25 位にある
1 ページ目のすぐ外、おおむね 11 位から 25 位にすでに表示されているクエリは、ほとんどの計画において最も歩留まりの高い対象です。Google はそのページを、あと少しで上位に表示できるだけの関連性があるとすでに判断しています。足りないのはたいてい深さ、鮮度、内部リンク、あるいはより明確な答えであり、そのどれもが新しいページではなく改訂で済みます。すでに上位に近いページを改善する方が、新しいページをゼロから引き上げるよりたいてい大幅に手間が少なく、結果は自分の測定の仕組みの中で確認できます。
ボリュームについて正直になる
検索ボリュームの数字は推定値であり、ツールによってサンプリングとモデル化の仕方が違うため、同じクエリでも異なる推定値が出ます。ボリュームは、大きなトピックと小さなトピックを見分けるのに役立つおおまかな階層として扱い、予測としては扱わないでください。よくある罠は、報告されたボリュームが低いクエリを切り捨てることです。ツールは長く具体的なクエリを過少に報告しがちであり、ツールがほぼゼロと示すクエリでも、まさに欲しい訪問者を安定して少しずつ運んでくることがあります。
ロングテールとヘッドターム
ヘッドタームは短く、広く、競争が苛烈で、検索意図もあいまいなことが多くあります。ロングテールのクエリは長く、より具体的で、個々には小さく、合計では大きく、その具体性こそがコンバージョンにつながります。質問を丸ごと入力した人は、答えを丸ごと求めているからです。圧倒的な権威を持たないサイトにとって現実的な計画はクラスター戦略です。トピックのロングテールを相互にリンクしたページで徹底的に扱い、権威を時間をかけてヘッドタームへ積み上げていくやり方であり、最初からヘッドタームに挑むのではありません。
AI の回答はキーワードの価値をどう変えるのか
AI Overviews、AI Mode、そして単体のアンサーエンジンは、キーワードの価値の算術を変えます。AI の回答が従来の検索結果の上にあるとき、その引用元の 1 つになることは、その下の 4 位を保つことより重要になりえます。読者の注意が実際にあるのは引用の側だからです。Google の AI 機能はさらに query fan-out(複数の関連するサブクエリを発行し、それらで上位に表示されるページから回答を組み立てる仕組み)を使うため、誰も検索ボックスに入力していない質問でページが引用されることがあります。実務的な帰結はこうです。キーワードをボリュームの階層だけで判断せず、それについて引用できることを言えるかどうかで判断してください。その意味は引用される方法で説明しています。
自分が持つデータから計画を組み立てる
Google Search Console は、あなたのサイトが実際に表示されているクエリを、表示回数、クリック数、平均掲載順位とともに示します。推定ではなく測定された唯一のキーワードのデータセットです。単純で長持ちする計画のループはこうです。クエリを書き出し、11 位から 25 位にいるものを改訂対象として印をつけ、弱いながら表示されているロングテールのクエリを新しいページのトピックとして掘り出し、スケジュールを組む前にすべてを検索意図でまとめる。これを四半期ごとに繰り返します。Vupie は執筆を担当するサイトのためにこの同じループを自動的に回していますが、手作業の習慣としても同じように機能します。サードパーティのツールは競合の文脈を上乗せしてくれます。計画が立脚すべき事実は、あなた自身の Search Console のデータです。